弊社代表 永井のインタビューが、 リフォーム産業新聞1328号(2018/09/10発行)に掲載されました。

トップリフォーム 永井 良 社長
プロの困りごと総合解決

 創業から3年で売上高3億3000万円を達成した工事のアウトソーシング会社、トップリフォーム(東京都品川区)。同社の永井良社長はこのほど、省エネリフォームのセールス等を代行するプラネットグリーン(神奈川県横浜市)の代表も兼務することになった。将来は枠組みを広げ、建築業のアウトソーシンググループを目指していく。

各種のアウトソーシング

――建築のアウトソーシング会社を目指すとは面白いです。
 トップリフォームでは工事、プラネットグリーンでは省エネリフォームのセールス&マーケティングのアウトソーシングを行っていきます。

――なぜ、アウトソーシングなのでしょう。
 リフォーム業界はトップシェアがそもそも2%しかない市場。そこに大手のビッグネームが参入してきているので、工事に困っている会社が多いはずです。それでトップリフォームでは、工事のアウトソーシングに舵を切りました。
 一方のプラネットグリーンは、もともと自社で、太陽光などの省エネリフォームのセールス&マーケティングをしている会社。5年ほど前から自社販売をやめ、カインズホームと提携してアウトソーシングを始めました。要はいろんな角度からリフォーム業界に参入してきた方々の困りごとを解決する一つの手法がアウトソーシングではないか、と。工事の手が足りないところにはトップリフォームで、省エネリフォームが売れなくて困っているところにはCRMという形でプラネットグリーンがサポートします。

前年度比170~180%

――現状の実績を教えてください。

 トップリフォームは今期の売上高が5億1000万円くらいで締まりそうですね。前期比は170%~180%くらい。営業利益は約4000万円です。社員は12人で、最近はエイブルとの契約も決まりました。来期は売上高を伸ばしつつ、営業利益も改善していきたい。そのために、フローを細分化してしっかりと作り込んでいるところです。また、プラネットグリーンは規模として20億円くらい。提携先は、カインズホームのほか、エネオス、ホンダカーズ、最近では東京電力との提携も決まりました。

――具体的な業務内容は。

 トップリフォームでは、499万円までのリフォーム工事を現場管理業務も含め、そのまま受けていて、それより規模が大きなものはグループ会社で引き受けます。ですから、リフォーム工事はすべて受けられます。現在は、小規模の場合はトイレ交換以上から。リペアなどの細かな工事は受けていません。とはいえ、小工事も1日5件以上できれば効率としては悪くないので、8月から試験的に、そうした小工事も1つの店舗で始めてみる予定です。あとは店舗改装の受注が多くて、全国展開中のエステ会社のリニューアルも行っています。
 そういった、広い地域の改装を現場管理を含めて対応できるのは大きな強み。各地域で施工店を開拓する手間が省けます。

成果報酬でセールス

――プラネットグリーンではどうでしょう。

 省エネリフォームのくくりとしては、太陽光、オール電化、蓄電池、それらに付随するものすべてを扱いますが、まずは太陽光とオール電化あたりからの取り組みが多いです。顧客数が5000件あれば成果を出せます。省エネリフォームは、工事も正直面倒くさいし、セールス&マーケティングといっても、要はテレアポ。大変な作業が多いけれど、そのために人材を余分に持つのは難しい。そこを一手に引き受ける感じです。我々は成功報酬型なので、初期投資やランニングコストもかかりませんしね。

――今後の展開を教えてください。

 世界に広げていきたいです。当社は、現場管理は遠隔、現場代理人が必要な場合は現地の職人に依頼する形で、一定の質を全国でキープしています。その方法で北海道に対応できるのなら、ハワイの管理もできるよね、というのが僕の考え方。職人は国内でも開拓しに行っているので、海外でも同じことです。海外のリゾート地ならホテルのリフォームなど、常にどこかしらニーズがありそうですからね。

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